フォーブス・トラベルガイドが毎年発表をしているホテル、レストラン、スパの格付けがあります。
2018年の格付けが発表されましたが、おなじみのあのラグジュアリーホテルが4つ星、5つ星に格付けされている中、「お薦めホテル」とされている中には、少し聞き慣れない所もあります。
こちらがホテル部門で選ばれたホテルです。今年から北海道と沖縄も選定対象になり、リゾートホテルなどであまり一般的でない所もあります。
出典 フォーブストラベルガイド2018
東京ではずらっと高級ホテルが並んでいまして、京都や大阪でもラグジュアリーホテルとして有名なブランドが連なっています。
そんな中に「ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺」というあまり聞き慣れないホテルの名前が。
大阪市内ではなく堺という場所も少し意外なのですが、このホテルはどんなホテルなのでしょうか?
ホテル・アゴーラは外資系ホテル?
東京、京都、大阪のホテルには帝国ホテルやホテルオークラなどを除けばずらっと外資系ホテルが並んでいます。
「ホテル・アゴーラ」というとあまり聞いたことがないことから、外資系ホテルと思う人も多いでしょう。
ホテル・アゴーラを運営するアゴーラ・ホスピタリティ-・グループは、旧東海観光から社名を変更した日本の会社です。
アゴーラは、旧東海観光の2軒の旅館の再生を手掛けた後、大阪と東京の3つのホテルを買収し運営をする企業です。
3つのホテルは、東京浅草の「アゴーラ・プレイス浅草」、「ホテル・アゴーラ守口」、そして「ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺」です。
渋い場所が多いですね(笑)
特に大阪では、堺とか守口とかビジネスや観光の中心ではないです。まあ、守口はパナソニック、堺は刃物や自転車部品のシマノなどは世界にその名を轟かせていますが。
ちなみに堺の刃物を売るお店は世界の多くの国から訪れています。
さらに現在アゴーラは長野・野尻湖や佐賀、福岡のホテルなどの運営も受託しており、9つのホテルや旅館を集めた「美しい日本を集めたホテルアライアンス」に成長をしています。
堺のホテルはアライアンスのフラッグシップホテル
「ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺」は、「美しい日本を集めたホテルアライアンス」をビジョンとして掲げるアゴーラ・ホテルアライアンスのフラッグシップとなるホテルとなります。
「アゴーラ」とは、ポルトガル語の「今」、ギリシャ語の「人が集う場所」を意味します。
ゲストにとびっきりの今を提供し、人が集う場所という思いが込められた名称です。
「ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺」の元のホテルは?
「ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺」は、アゴーラ・ホスピタリティ-・グループがあるホテルを買収したのですが、元々のホテルは何だったのでしょか?
「ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺」の前身は、リーガロイヤルホテル堺です。
リーガロイヤルホテルというと、大阪の迎賓館とも呼ばれる日本資本の高級ホテルですが、堺のホテルは堺の迎賓館とも評されるホテルでした。
このようなシャンデリアが印象的な吹き抜けのロビーも高級感があります。さすがフォーブスに認められるだけありますね。
まもなく、18時から、ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺にて、ポルタスマンスリーコンサート開演いたします。出演は、小林茜、辻本佳純、河合琴絵。『クラリネットとフルートの二重奏〜ピアノの音色とともに』をお送りいたします。観覧無料です。 pic.twitter.com/ueDSgBfEBs
— 廣岡ミキオ (@hirooooka) January 24, 2014
このツイートは少し昔になりますが、ミニコンサートが行われる告知ですね。
フォーブストラベルガイドには並ぶ多くのホテルは外資系になりますが、その中で日本資本のホテルが並ぶのは嬉しいですね。
しかも、帝国やオークラなどの有名どころではなく、少し日本人にとっては知名度が高くない場所があるのは、それだけ外国人にとっては評価が高いのでしょう。
関空にも近い堺という立地で、フォーブストラベルガイドにもお薦めホテルとして選ばれて、ますます多くの人が訪れるようになりそうです。