日本の紅葉時期になると、普段から多くの外国人が訪れるところに、さらにたくさんの外国人が日本に訪問します。

 

それほどまでに日本の紅葉は、外国人にとっては遠い国から訪れる価値があります。

 

これほどまでに多くの外国人が訪れる理由とは? 海外との違いはどんな感じなのでしょうか?

 

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日本の紅葉の美しさ

 

日本の秋は、鮮やかに樹木が色づき何とも言えない美しさをつくりだします。

 

この時期の紅葉名所には数多くの観光客が訪れ、最近はところによっては日本人よりも外国人のほうが目立つ場所もあります。

 

こんな素晴らしい山の紅葉。長野県の涸沢カールの紅葉です。赤や黄色、所々の緑のコントラストが素晴らしいです。

 

 

こちらは富士山と紅葉の風景。

 

こんな美しすぎる床もみじも。こんな風景が見られるのは日本ならではです。

 

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京都の紅葉は特に日本らしい

 

山々の紅葉ももちろん素晴らしく、日本全国に紅葉の名所は点在しています。

 

山の紅葉も良いのですが、日本らしい紅葉風景となると京都の紅葉。

 

古い落ち着いた寺社仏閣と色鮮やかな紅葉のコントラストがなんとも言えない魅力を醸し出しています。

 

京都の紅葉シーズンは、宿泊料金もズドーンと跳ね上がりますが、それでも多くの外国人が美しい京都を目指しす。

 

こちらは山科区毘沙門堂の紅葉。勅使門の階段の散紅葉が有名な名所。なかなかこの光景を写真におさめるのも難しい場所です。

こちらは京都でも指折りの紅葉名所である永観堂のもみじ。永観堂は紅葉のピークでは行列がすごいです。

 

京都の紅葉は夜も美しい。この時期は多くの寺院で夜間拝観を実施しており、ライトアップした紅葉を楽しむことができます。

 

南禅寺の紅葉はこんな幻想的な姿も見せます。並んでも見る価値があります。

 

犬も喜ぶ京都の紅葉。

 

NON STYLE井上と紅葉(笑)

 

 

日本の紅葉に外国人が大挙して訪れる理由

 

紅葉は自然現象ですから、海外でも見ることができそうなものですが、多くの外国人が日本へ訪れます。

 

確かに日本の紅葉はきれいですが、これほどまでに多くの外国人が訪れるのには理由があります。

 

まず世界といっても、そもそも紅葉をほとんど見ることができない国もあります。

 

紅葉は温帯地域でしか見ることができません。そのため例えば熱帯地域の東南アジアなどでは気温が紅葉するほど下がらないので、紅葉を見ることができないのです。

 

また紅葉を見ることできても、紅葉が日本と違う場合もあります。

 

世界の紅葉と日本の紅葉の違い

 

山岳風景など日本よりも素晴らしい国もあります。

 

例えばカナダ。バンフやジャスパーの大自然が素晴らしく日本からわざわざ訪れる価値があります。

 

またカナダの特産品で有名なのが「メイプルシロップ」。

 

そんなカナダですから、紅葉も日本よりも素晴らしいような感じもするかもしれませんが、少し日本とは趣も違います。

 

カナダと日本の違いはまず色が違います。

 

カナダの紅葉ももちろん美しいのですが、日本と比べると紅ではなく黄色。黄葉という趣です。

 

日本でもイチョウ並木の黄葉などが美しい場所もありますが、似たような雰囲気があります。

 

もちろんカナダは国土が広いので、ところによっては紅色が目立つ紅葉もありますが、主に見られるのは黄色の単色が多くなります。

 

カナダと日本の紅葉が異なるのは樹木の品種の違いの差によるものです。

 

日本の樹木はカナダと比べて「広葉樹」が多いのですが、寒帯地域に属するカナダは「針葉樹」が主流になります。

 

針葉樹は寒さに強いため、寒冷地のカナダでは針葉樹が多くなります。針葉樹は寒さに強いため、中々葉が落ちません。

 

一方広葉樹は、「落葉広葉樹」という言葉があるように、寒くなると積極的に葉を落とそうとします。

 

そんな樹木の品種の違いによって、樹木の色づきも変わってくるのです。

 

一般的に針葉樹は真っ赤なものよりも黄色く色づきやすく、広葉樹は赤に色づくのが目立ちます。

 

日本には広葉樹の割合が多いので、赤色の紅葉が目立ち、また日本の紅葉は赤や黄色、緑と変化があるので、見た者を引きつけるのです。

 

黄色と赤で好みの違いもあるでしょうが、それぞれ単色の紅葉よりも日本のような紅葉がやっぱり美しさは際立ちますね。

 

最近はネットやSNSで口コミが広がり多くの人がさらに訪れる時代です。多くの美しい日本の紅葉がネット上で拡散してさらに多くの外国人が訪れるようになりそうです。