日本の紅葉時期になると、普段から多くの外国人が訪れるところに、さらにたくさんの外国人が日本に訪問します。
それほどまでに日本の紅葉は、外国人にとっては遠い国から訪れる価値があります。
これほどまでに多くの外国人が訪れる理由とは? 海外との違いはどんな感じなのでしょうか?
日本の紅葉の美しさ
日本の秋は、鮮やかに樹木が色づき何とも言えない美しさをつくりだします。
この時期の紅葉名所には数多くの観光客が訪れ、最近はところによっては日本人よりも外国人のほうが目立つ場所もあります。
こんな素晴らしい山の紅葉。長野県の涸沢カールの紅葉です。赤や黄色、所々の緑のコントラストが素晴らしいです。
涸沢カール
長野県松本市の涸沢カールの紅葉。
日本でも有数の紅葉の名所で、赤、黄色、オレンジなど様々な美しい色彩を楽しむことができます(^0^)#涸沢カール #紅葉 #長野県 pic.twitter.com/vM9AlNUQrq— パナセア (@panaceaokinawa) November 9, 2017
こちらは富士山と紅葉の風景。
日本は美しいですよねー
今年は春夏秋冬が春雨台冬に終わるかと思ったら
晩秋に大逆転の連休でした
富士五湖周辺も紅葉真っ盛り
でも、冠雪が無いのがちと寂しい😞
なので蔵出しです#東京カメラ部#富士山 pic.twitter.com/YX3bf463hz— Takashi 【富士山写真家】 (@Takashi_LF) November 6, 2017
こんな美しすぎる床もみじも。こんな風景が見られるのは日本ならではです。
.
面倒だなぁと思っても、困っている人を助けておくと、そのつながりがいつか自分を助けてくれることがある。人は一面だけでなく、多面的。表面だけではわからない。他の人にはできない特技や素晴らしい面や美しい心を隠し持っている。#4時#日本の紅葉 pic.twitter.com/2D0BSTGSw5— 明日華🐦夢旅人 (@megami_hohoemi) October 28, 2017
京都の紅葉は特に日本らしい
山々の紅葉ももちろん素晴らしく、日本全国に紅葉の名所は点在しています。
山の紅葉も良いのですが、日本らしい紅葉風景となると京都の紅葉。
古い落ち着いた寺社仏閣と色鮮やかな紅葉のコントラストがなんとも言えない魅力を醸し出しています。
京都の紅葉シーズンは、宿泊料金もズドーンと跳ね上がりますが、それでも多くの外国人が美しい京都を目指しす。
こちらは山科区毘沙門堂の紅葉。勅使門の階段の散紅葉が有名な名所。なかなかこの光景を写真におさめるのも難しい場所です。
京都紅葉シーズンの終盤は
毘沙門堂がおすすめ
#京都 #京都の紅葉 #毘沙門堂 #毘沙門堂の紅葉 #山科 pic.twitter.com/i5LLbpT3Ei— 今宮康博 (@yasuhiroimamiya) November 23, 2017
こちらは京都でも指折りの紅葉名所である永観堂のもみじ。永観堂は紅葉のピークでは行列がすごいです。
石平が観た日本の風景と日本の美
京都・永観堂の紅葉と秋色 pic.twitter.com/gm98B6hspt— 石平太郎 (@liyonyon) November 25, 2017
京都の紅葉は夜も美しい。この時期は多くの寺院で夜間拝観を実施しており、ライトアップした紅葉を楽しむことができます。
この前の京都ひとり旅でみてきた東寺の夜間特別拝観。五重塔と色鮮やかな紅葉の共演がとっても美しかった…!! pic.twitter.com/MnJhTJbGiJ
— 午前2時 (@am_o2o) November 23, 2017
南禅寺の紅葉はこんな幻想的な姿も見せます。並んでも見る価値があります。
🍁京都・南禅寺の紅葉🍁
ライトアップは1時間並んで入れた!
日本伝統の枯山水の石庭と紅葉のコラボが綺麗すぎた。和室でずっと座りながらこの景色を眺めてた〜。
南禅寺は永観堂とセットで行くのがオススメ〜 pic.twitter.com/urm3ihmrYE— 大倉 士門 (@shimonsmile) November 22, 2017
犬も喜ぶ京都の紅葉。
京都の紅葉今が見頃ですよー🍁 pic.twitter.com/hLumXfRBWB
— オレオ (@oreoreo0517) November 26, 2017
NON STYLE井上と紅葉(笑)
京都で紅葉見て来たよ!! pic.twitter.com/YzBSVfvaNR
— 井上裕介 (@inoueyusuke) November 25, 2017
日本の紅葉に外国人が大挙して訪れる理由
紅葉は自然現象ですから、海外でも見ることができそうなものですが、多くの外国人が日本へ訪れます。
確かに日本の紅葉はきれいですが、これほどまでに多くの外国人が訪れるのには理由があります。
まず世界といっても、そもそも紅葉をほとんど見ることができない国もあります。
紅葉は温帯地域でしか見ることができません。そのため例えば熱帯地域の東南アジアなどでは気温が紅葉するほど下がらないので、紅葉を見ることができないのです。
また紅葉を見ることできても、紅葉が日本と違う場合もあります。
世界の紅葉と日本の紅葉の違い
山岳風景など日本よりも素晴らしい国もあります。
例えばカナダ。バンフやジャスパーの大自然が素晴らしく日本からわざわざ訪れる価値があります。
またカナダの特産品で有名なのが「メイプルシロップ」。
そんなカナダですから、紅葉も日本よりも素晴らしいような感じもするかもしれませんが、少し日本とは趣も違います。
カナダと日本の違いはまず色が違います。
『カナダの美しい紅葉』
カナダの内陸の紅葉は日本と異なる品種のようで、独特の色合いでした。#photograghy #coregraghy pic.twitter.com/ZpxyBNsiXN
— ともお (@__Sanchu) November 22, 2017
カナダの紅葉ももちろん美しいのですが、日本と比べると紅ではなく黄色。黄葉という趣です。
日本でもイチョウ並木の黄葉などが美しい場所もありますが、似たような雰囲気があります。
もちろんカナダは国土が広いので、ところによっては紅色が目立つ紅葉もありますが、主に見られるのは黄色の単色が多くなります。
カナダと日本の紅葉が異なるのは樹木の品種の違いの差によるものです。
日本の樹木はカナダと比べて「広葉樹」が多いのですが、寒帯地域に属するカナダは「針葉樹」が主流になります。
針葉樹は寒さに強いため、寒冷地のカナダでは針葉樹が多くなります。針葉樹は寒さに強いため、中々葉が落ちません。
一方広葉樹は、「落葉広葉樹」という言葉があるように、寒くなると積極的に葉を落とそうとします。
そんな樹木の品種の違いによって、樹木の色づきも変わってくるのです。
一般的に針葉樹は真っ赤なものよりも黄色く色づきやすく、広葉樹は赤に色づくのが目立ちます。
日本には広葉樹の割合が多いので、赤色の紅葉が目立ち、また日本の紅葉は赤や黄色、緑と変化があるので、見た者を引きつけるのです。
黄色と赤で好みの違いもあるでしょうが、それぞれ単色の紅葉よりも日本のような紅葉がやっぱり美しさは際立ちますね。
最近はネットやSNSで口コミが広がり多くの人がさらに訪れる時代です。多くの美しい日本の紅葉がネット上で拡散してさらに多くの外国人が訪れるようになりそうです。