日本の鉄道の便利さは世界でも指折りです。東京都心の網の目のように張りめぐらされている鉄道網はどこにも便利に訪れることができます。
便利な日本の鉄道ですが、このほどJR東日本が東京駅・新宿駅・品川駅という主要駅の駅ナカでシェアオフィスの実証実験を開始します。
駅で便利にしかも省スペースなので、多くの駅でオフィスワークができるかもしれなくなり、日本の鉄道がますます便利になりそうです。
JR東日本が駅ナカシェアオフィスの実証実験
最近は「働き方改革」でシェアオフィスが脚光を浴びてきています。
首都圏は東京一極集中によって、東京都心へ向かう朝の通勤ラッシュが酷い状態です。都心の地価が高く郊外へ住む人がたくさんいます。
片道1時間の通勤時間なんて普通の状態で、往復の通勤時間の長さがビジネスパーソンに生活の大きな重しとなっています。
シェアオフィスはそんな日本の問題点を解決する手段となりえるので、多くの場所で見られるようになってきています。
駅周辺の立地が主ですが、シェアオフィスの立地が駅ナカになれば、さらに便利になります。駅ナカシェアオフィス普及すれば、日本人の働き方に変化をもたらすことになりますよね。
時間の有効活用という意味でも、ダラダラと長く仕事をして帰りが遅くなることも防止できるためシェアオフィスは有益です。
ブース型のシェアオフィス
シェアオフィスというと、「個室タイプ」と「コワーキングタイプ」というオープンスペースに近い型に大きく分けることができます。
プライバシーを重視して、集中して仕事をするとなると個室タイプが良いでしょうが、人と接点を持ち新しいアイデアや関係を期待するのならコワーキングタイプも優れています。
今回実証実験で注目されるのはブース型タイプで、省スペースのため駅ナカはもちろん多くの場所で設置することができそうな感じです。
設置されるイメージはこんな感じです。ひとつのブースが電話ボックスよりも一回り大きな形状というイメージ。
出典 東日本旅客鉄道株式会社
ブースの中はこのようなスペースがあります。クラウドでデータ管理をすれば、十分なスペースがあり、仕事をするのに問題はそれほどなさそうです。
設置駅と設置場所
ブース型のシェアオフィス「STATION BOOTH」は、東京駅、新宿駅、品川駅それぞれの駅ナカに設置されることになります。
東京駅は「丸の内地下北改札」、新宿駅は「甲州街道改札」、品川駅は「エキュート品川」それぞれの近くに設置されます。
設置台数はそれぞれの駅で、「STATION BOOTH personal」2台と「STATION BOOTH business」2台の計4ブースを設置することになります。
シェアオフィスの利用方法は?
JR東日本の実証実験によるブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」ですが、利用はどのようにすれば良いのでしょうか?
ブースを利用するには予約が必要で、1日1アカウントで30分の利用上限で、15分または30分利用する事ができます。
利用イメージはこのようになっています。
法人利用の場合は、JR東日本との法人契約が必要で、契約後は企業アカウントが付与されることになります。
法人利用の場合はその後、専用サイトで社員登録をした後、専用サイトで予約します。実際の利用はスマホでQRコードを読み取りを行い、ブースに入室することができます。
個人利用の場合は、専用サイトで利用登録をし、その後は法人利用と同じような流れになります。
利用料金は実証実験ということもあり無料。無料ですから特に個人の利用は殺到する可能性があります。
法人利用に関しては11月6日にすでに開設がされていますが、個人利用については11月19日(月)10:00にホームページが開設する予定になっています。
予約期間と実施期間
今回の実証実験は期間があり、期間の利用によって今後どのように普及するかが試されます。
予約期間は、2018年11月19日(月)(予定)10:00から2019年2月20日(水)まで。1ヶ月先の予約までできて、空きがあれば終了日直前まで予約が可能となっています。
実施期間は2018年11月28日(水)から2019年2月20日(水)まで。なお、年末年始の2018年12月30日から2019年1月3日までは休業の予定です。
コンセントもあって無料のwifiもありますので利用者が殺到するかもしれませんが、私も期間中に利用したいと思います。