奈良の東大寺といえば大仏殿が有名です。というより東大寺=奈良の大仏というイメージだけを持っている人は少なくないはずです。

 

確かに東大寺大仏殿は世界最大の木造建築物だといわれ、通称奈良の大仏と呼ばれる「廬舎那仏(るしゃなぶつ)」も圧巻です。

 

ただ、東大寺では多くの人は奈良の大仏を見て、奈良公園で鹿に鹿せんべいをあげて帰ってしまいます(^_^;)

 

東大寺の最大の見所は大仏であることは間違いないのですが、広い東大寺にはその他にも見るべきものはたくさんあります。

 

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東大寺の大仏はやっぱりすごい!

 

東大寺といえば大仏、大仏といえば奈良の大仏をイメージするほど東大寺拝観のメインイベントが大仏殿の拝観ですね。

 

日本だけでなく世界中から多くの人が訪れる東大寺の大仏殿はやっぱりすごいのです。

 

まず大仏さんを拝む前にその建物の大きさに圧倒されます。

 

なんといっても世界最大の木造建築物ですからね。

 

世界一というものはやっぱり人々を魅了します。奈良にあるこちらも世界一ということで世界中から多くの人が訪れます。

 

奈良の大仏はその大きさもさることながら、

 

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東大寺の大仏だけじゃない見どころが満載

 

東大寺では奈良の大仏があまりにも有名なため大仏を見たらさっさと他の観光地に向かう人も少なくありません。

 

奈良は宿泊施設が乏しいですし、日帰りでみなさん京都や大阪へ向かうので仕方のない面もありますが(^_^;)

 

しかし、東大寺の見どころは大仏だけではありません。他にもたくさんあります。国宝もたくさんあります。

 

できれば時間の許す限りゆっくりと境内をくまなく見て回るのが良いのですが、時間が限られている人でもこれだけは見て回るべきというポイントはあります。

 

ここからはそんな東大寺の大仏以外の見るべきポイントを紹介していきます。

 

南大門と金剛力士像

 

まずは大仏殿に向かう前にある南大門。大仏殿に向かう前にありますので、こちらを見逃す人はいないとは思いますが、スルーすることなくじっくり見ていきたいものです。

 

東大寺の南大門は、国宝にも指定されている貴重なもので日本最大の山門です。

 

現在の南大門は962年に倒壊したものを1199年に再建したものです。内部に安置された睨みをきかせる金剛力士像ともに素晴らしい日本の文化遺産です。

 

金剛力士像は仁王像ともいわれますが、寺院の守り神として寺門に置かれます。まるであやしいものが入ってこないように。

 

仁王像はペアに置かれていますが、口開けている像が阿形像、口を閉じているのが吽形像です。

 

 

東大寺の仁王像の配置は一般のものとは左右逆に配置されているということも覚えておくと良いでしょう。

 

大仏を見る前にここも逃さないように

 

拝観料を払って、大仏殿を目の前にするとそのまま真っ先に大仏殿に向かいたいところですが、その前にここは見逃さないようにしておきましょう。

 

それはこの八角燈籠です。

 

八角燈籠は、我が国最古で最大の鋳銅製灯籠で国宝にも指定されています。

 

時間があればできれば大仏殿に入る前に戒壇堂にもより国宝である四天王立像も拝んでおきたいところです。

 

大仏殿を見た後にも立ち寄りたい

 

大仏殿を見た後は次の目的地へ向かう時間が気になるかもしれませんが、できれば二月堂や三月堂は見ておきたいところです。

 

二月堂は春を告げる行事「お水取り」で有名です。

三月堂(法華堂)には不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)像をはじめとして、見ごたえがある有名な国宝の仏像がずらっと安置されています。

 

また三月堂の建物自体が戦火を免れた東大寺では数少ない奈良時代の建物建築様式の建物です。

 

仏像も建物も貴重なものばかりで、これらを見ずに帰ってしまうのはちょっともったいないですよ。