日本人は時間に正確なのは世界の人が知っています。

 

日本人の時間の正確さをあらわすひとつの象徴が電車の時間の正確さですね。

 

日本の電車の正確さは世界と異次元 どれくらい違いがあるのかを紹介

 

鉄道だけでなく大空を飛ぶ飛行機も日本はとても時間に正確です。

 

OAGというイギリスの会社が行った定時運航率の調査「OAG Punctuality League 2018」 が発表されましたが、

 

メガ空港部門で羽田空港

 

大規模空港部門で伊丹空港

 

がそれぞれ世界でトップの栄冠に輝きました!

 

 

羽田や伊丹というと新幹線激しく争う路線もあり、出発間際の搭乗にも対応してこの結果は驚異的ですね。

 

さらに羽田や伊丹だけでなく、それ以外でも日本の空のダイヤがいかに時間に正確かが浮き彫りになっています。

 

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メガ空港部門は羽田がトップ

 

「OAG Punctuality League 2018」は全ての空港を同一に考えてランキング化しているのではなく、空港の規模によってカテゴリー分けをしてそれぞれのランキングを発表をしています。

 

巨大空港と少ししか発着がない空港を同列で比較すると、あまり公平とはいえないし正確な数字をあらわしているとは言えないですからね。

 

分類は大・中・小規模空港、主要空港、メガ空港の計5部門に分けて調査し、ランキングにしています。

 

全ての空港が対象となっているわけではなく、2017年における出発便の提供座席数が250万以上の空港が対象です。

 

定時運航といっても、1分でも遅れればダメというわけではなく、定刻より15分以内の遅れはOKになっています。

 

メガ空港とは出発便の年間提供座席数が3000万以上の空港で2018年のランキングから新たに登場した分類になり、一番大きな空港の部類になります。

 

このメガ空港部門でトップに輝いたのが羽田空港。

 

実は羽田空港は従来の一番大きな空港のカテゴリーである主要空港部門で2年連続トップの座を獲得しており、今回1位になったことで3年連続トップの快挙になります。

 

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大規模空港部門は伊丹がトップであの空港も

 

大規模空港部門は、年間の出発便提供座席数が1000万~2000万の空港を指し、このカテゴリーでトップの座に輝いたのが伊丹空港です。

 

伊丹空港は昨年のランキングでは中規模空港部門(提供座席数500~1000万)で2位でしたが、今回は提供座席数が増え階級をひとつ大きくなり、さらに1位に輝きました。

 

さらにこの大規模空港部門では伊丹空港の他に3位に札幌新千歳空港がランクインしています。

 

主要空港部門はあの空港も

 

主要空港部門は、年間の出発便提供座席数が2000万~3000万の空港を指し、このカテゴリーでは成田空港が7位にランクインしています。

 

成田というと最近は羽田との差別化によってLCC就航のが増えて、全旅客便に対するLCC比率が上がっています。

 

一般的に定時運航率が劣るLCCの就航が増えれば、それだけ全体の時間の正確さも劣ることになるので、成田のこの順位は立派といえるでしょう。

 

同じようにLCC比率が上がっている関空がランキング入りしていないことを考えると、成田の健闘が光ります。

 

中規模空港部門ではこの空港が

 

中規模空港部門では中部国際空港が11位にランクインしています。セントレアもLCC比率が上がっているだけに、今後この位置をキープできるかは微妙ですが健闘をしています。

 

ちなみに日本のライバルとなるアジアのハブ空港ですが、シンガポールのチャンギ空港が6位、バンコクのスワンナプーム空港が16位、香港のチェクラップコク空港が19位、韓国の仁川空港が20位です。

 

総じてアジアの空港よりは欧米の空港が良い数値ですが、その中でも日本の順位は特筆すべき点です。

 

中国の空港は遅延が日常茶飯事で、私の経験では6時間以上も遅れて深夜到着が早朝着になったことがあります。

 

遅れを見越して、深夜着でもホテルの予約をしておかなかったので幸いでした。

 

空港だけでなくエアラインも世界最高レベル

 

日本の空港の定時運航率は素晴らしいのですが、羽田や伊丹など国内線が主だったり、国内線専用の空港の数字が良いことから、当然で日本のエアラインも世界最高レベルの定時運航率を誇っています。

 

メガエアラインの1位がJALで、2位がANA。トップ2を日本が独占をしています。3位はデルタで座席提供数の数を考えるとかなり優秀ですが負けないようにしないといけません。