日本列島は現在非常に強い寒気が流れ込んでいます。

 

寒気の影響で福井県では、積雪が136cmを超える記録的な豪雪になっていますが、これは37年ぶりということで滅多にないことです。

 

日本にも南下している猛烈な寒気ですが、当然日本より北にあるオリンピックの開かれる平昌にも寒気が流れ込んでいます。

 

いよいよ平昌冬季オリンピックも始まりますが、オープニングを飾る開会式の会場には、実は屋根がありません。

 

しかも9日20時という夜から始まリますので、当然日は暮れて日中以上に寒さが身にしみるという状況です。

 

こんな状況下の開会式ですが選手や観客の体調が心配で、体調を崩さないような十分な用意が必要となりそうです。

 

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平昌の最近の天候は?

 

近年の冬季オリンピックですが、2010年バンクーバー大会や14年ソチ大会でも暖冬で雪不足に悩まされるとい傾向がありました。

 

もともと積雪の少ない平昌ですから、開催に当たっては雪不足もクローズアップされそうでした。

 

しかし、今年の相次ぐ強い寒波の南下によって、寒さが過去のオリンピックでも最高クラスになるのではといわれるぐらいの状況です。

 

 

平昌の2月の平均最低気温ですが、統計ではマイナス10度ほどになっています。

 

それが今年は異常気象でマイナス20度を下回ることも珍しくないという寒さのようで、こんなに寒さが続くことはなかったという地元の人も漏らすほどの極寒状態です。

 

平昌の5日の天候ですが、午前10時の時点にもかかわらず、氷点下14.8度という寒さ。開会式を観戦する観客に防寒グッズを配る予定になっていますが、装備としては薄手で大丈夫かな?という感じもします。

 

 

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9日の平昌の天候は?

 

平昌オリンピックの開会式は、2月9日の夜の8時から行われることになります。日本とは時差がありませんので、日本時間も同じです。

 

さて気になる寒気ですが、9日の寒気の南下具合はどうなのでしょうか?

 

まずは2月6日(火)現在の寒気の様子ですが、上空1500m付近では-6℃の寒気が日本列島をすっぽりと覆い、上空5000m付近では、-30℃という強烈な寒気が九州南部まで覆うような状況です。

 

出典 週間寒気予想

 

宮崎で行われている巨人軍のキャンプも寒さで大変そうです(^_^;)

 

さらにそれ以上の-36℃という寒気が日本海沿岸から東北、北海道まで南下しており、この寒気は日本より北にある韓国をすっぽりと覆っています。

 

つまり、冒頭紹介した福井県の37年ぶりの極寒状態と同じかそれ以上なような状況が韓国でもあるわけです。

 

では開会式が開かれる2月9日の夜の寒気予想ですがこんな感じになります。

 

出典 週間寒気予想

 

オリンピック組織委員会の会長もアナウンスしているように非常に厳しい寒気は北上をし、当日は気温が上がりそうな予報にはなっています。

 

これには大会の組織委員会もホッとしているでしょう。数十年ぶりの異常な寒さになって、チケット購入をキャンセルする人や開会式に出席する選手の数を減らす国も現われている状況ですから。

 

あまりにも寒さで、選手や観客の体調も心配されましたが、ここ数日のような最悪の寒さは逃れそうです。

 

 

ただ、屋外で行われる開会式は当然極寒状態なので、十分な防寒対策は必要です。

 

さて、開会式の9日辺りに北上する寒気ですが、ホッとするのもつかの間で再び強い寒気が南下することになります。

 

11日(日)の寒気の予想です。日本列島への寒気の南下はまだ先の月曜日頃になりそうですが、韓国では-30℃異常の非常に強い寒気がすっぽりと覆うことになります。

 

出典 週間寒気予想

 

冬季オリンピックの会場は、スピードスケートやフィギュアスケートなど屋内で行われるものもありますが、屋外での競技もたくさんあります。

 

冬季五輪史上でも最高クラスの冷え込みになりそうで、日本選手に影響を及ぼさないかが心配ですね。しっかりと寒さ対策と体調をピークに持っていくようにやってほしいです。