海外の日本食レストランがこの10年で5倍になり激増をしているニュースです。

 

 

近年は訪日外国人旅行客がますます増えていますが、日本へ訪れた訪日客が自国でも日本食を食べたいというニーズが日本食レストランがが増える理由にもなっています。

 

海外で日本食ブームが起こると、日本から次々とチャンスを求めて海外へ向かうという人も増えるでしょう。

 

そうなると、現在はそれほど高い人気ではないものの、今後はブームになっていくものも出てくるでしょう。

 

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日本食レストランが世界で激増

 

毎日新聞の記事によると、世界に広がる日本食ブームの現状が紹介をされています。

 

その目安となる海外の日本食レストランがどれくらい増えているかというと、

 

2016年に約2.4万店→2017年に約11.8万店

 

10年で約5倍という激増状態です。

 

海外ではヘルシーな日本食のブームが起こっており、日本へ訪れる外国人も順調に増えているのと同じように、海外の日本食レストランの増加も顕著です。

 

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日本の農産物や食品の輸出も拡大

 

日本食レストランだけでなく、日本の農林水産物や食品の輸出も拡大を続けています。

 

日本食レストランが増えれば、それだけ日本の食材を利用する機会が増えるので当然の結果ともいえるのでしょうが、海外の家庭でも日本の食材を使うことが多くなっているでしょう。

 

海外の日本食レストランも、日本の食材ばかり使わず野菜などはその土地の物を使う場合も多いでしょうからね。

 

国際の農林水産物と食品の輸出額は、

 

2012年4497億円→2016年7502億円と4年間で約1.7倍に増えています。

 

政府は2020年までに輸出額1兆円という目標を掲げていましたが、好調に推移していることで、1年前倒しで2019年にこの目標を達成することを目指しています。

 

元来、日本の農林水産物や食品は、国内コストが高いため、とても海外では通用しないという考え方が一般的でした。

 

しかし、和食人気やアジア各国で所得が増えていることも後押し、国産の農林水産物や食品の輸出額が急拡大しているわけです。

 

日本食で次のブームになるものは?

 

日本食で人気があるものは、寿司や刺し身やラーメンがありますが、次のブームになるものは何が期待できるのでしょうか?

 

今後一番期待できるものは、たこ焼きとお好み焼き。

 

今でもそれなりの人気があるたこ焼きとお好み焼きですが、今後はさらにブームになるのではないかと予想しています。

 

その理由にはいくつかありますが、まずは大阪を訪れる外国人旅行客が激増していることがあげられます。

 

日本を訪れる外国人が楽しみにしているものの大きなものが、日本食を食べること。

 

そして、大阪に訪れれば、ご当地グルメのお好み焼きやたこ焼きを口にする人は多いです。

 

実際に道頓堀近くのたこ焼き屋やお好み焼きレストランは外国人が増え行列ができる場所も少なくありません。

 

最新のミシュランガイドでもピルグルマンですが、たこ焼き店がいくつも掲載されていて外国人の高いたこ焼きへのニーズが見られますしね。

 

食べやすくしかも安価で食べることができるたこ焼きやお好み焼きは、そもそも外国へ普及しやすい料理です。

 

さらに醤油よりもソースの方が、多くの外国人に受け入れやすく、いったんブームになると広く広がるポテンシャルがあるでしょう。

 

たこ焼きもお好み焼きも外国人それぞれにあわせてアレンジしやすいのもブームになりやすいでしょう。

 

日本のレストランだって、いろんな種類のたこ焼きやお好み焼きが売られているぐらいですから、その国の人たちの好みにあわせたいろんなアレンジが見られるかもしれません。

 

大阪人の気質もブームのきっかけに

 

これだけ日本食が海外でブームとなると、一旗揚げようという日本人が海を渡るチャレンジも多くなるはずです。

 

特に大阪ではインバウンドで、大成功をおさめた人たちが、今度は海外でも日本食ブームの流れに乗ろうという気持ちが沸くものです。

 

元来大阪人は、成功のためには住み慣れた街を離れることに抵抗のない人が少ない傾向がありました。

 

そんな人たちが日本のたこ焼きやお好み焼きレストランを海外で開き、その知名度を上げるかもしれません。

 

たこ焼きやお好み焼きのような大衆の日本食がさらに広がれば、日本食人気の裾野が広がり、ますます日本食が海外の人へ浸透していくはずです。