現在日本のコンビニでは一部の店舗で医薬品を購入することができます。

 

ローソンでも170店舗で医薬品を扱いますが、24時間営業をしているコンビニで医薬品を購入できれば急な病気でも安心です。

 

ローソンでは21年度末に医薬品を扱う店舗を5倍の900店に増やす計画です。

 

 

計画通り店舗が増えればコンビニの利便性もさらに上がりますから期待をしてしまいますね。ただコンビニでは扱えない薬があるので、どのような薬を購入できるのかは知っておくと良いでしょう。

 

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薬が買えるコンビニが増加中

 

ローソンが医薬品を取り扱う店舗を増やすニュース以外にも、薬が買えるコンビニが増加中です。

 

ファミリーマートではファミマと調剤薬局の一体型店舗があらわれ、今後は同様の店舗を増やす計画です。

 

 

ファミリーマートは他業態の一体型店舗を増やそうとしており、薬局以外にも都市型スーパーmini「ピアゴ」とのコラボ店舗もオープンをしています。

 

コンビニも便利ですが生鮮食料品の品揃えが少なく、以前は医薬品が購入できなかったという弱点もあります。

 

そんな弱点を補うために他業態との一体型店舗という新しいタイプのショップをつくっています。

 

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ドラッグストアがスーパーのライバルに

 

ローソンが医薬品を扱う店舗を増やし、ファミマが薬局との一体型店舗を導入するなどコンビニがドラッグストアの領域に進出をしています。

 

一方ドラッグストアはというと、医薬品販売を超えて生活用品の販売はもちろんのこと、生鮮食料品も扱う大型ドラッグストアも登場しスーパーの脅威になっているお店もでてきています。

 

ドラッグストアの強みは主力商品の医薬品の利益率が高いこと。医薬品の販売の高い利益を活かして生鮮食品の値引きをして価格競争でスーパーの脅威になっています。

 

小売業界の業態間の垣根が低くなっています。駅前立地の24時間スーパーはコンビニにとって強力な競争相手になっているという状況もありますから大変な戦国時代です。

 

コンビニで買える医薬品と買えない医薬品

 

コンビニで医薬品が買えるようになったとはいえ、すべての医薬品を購入できるわけではありません。

 

そのためコンビニに置いてあると思った薬が、置いていない場合もあるので注意が必要です。

 

市販薬は第1類から第3類まで種類がある

 

ひとくちに市販薬といっても、第1類から第3類までの医薬品があります。種類の基準は薬の効果の強さや副作用の有無を基準としています。

 

薬の効果が強く副作用が有る薬は、それだけ販売するのに強い規制が設けられることになります。

 

まず第1類医薬品を購入するには、薬剤師の説明や注意を受ける必要があります。第1類医薬品は特にリスクが高い薬で、副作用が生じるおそれがあり注意が必要だからです。

 

第2類医薬品は第1類ほどリスクは高くはありませんが、リスクが比較的高い商品で、副作用は生じるおそれが有ることから、薬剤師や登録販売者が情報提供に務めることになります。

 

第3類医薬品はリスクは比較的低い商品で、身体の変調を起こすおそれがあることから、薬剤師や登録販売者が必要に応じて情報提供などに努めます。

 

このように薬剤師や登録販売者がお店にいる必要もあることから、コンビニで簡単にすべての薬を買うことができるわけではありません。

 

第1類医薬品は薬局が併設されているコンビニで購入可能

 

一番規制の厳しい第1類医薬品ですが、薬局が併設されているコンビニで薬剤師がいるような所でなら購入することができます。

 

ただ、数としては非常に少なく、近所のコンビニで気軽に購入ができるという人は少数になるでしょう。

 

登録販売者がいるコンビニなら第2類医薬品が購入できる

 

コンビニでも登録販売者がいれば第2類医薬品を購入することができます。

 

第2類医薬品の中にはわりと評判の良い風薬もあるので、コンビニでそれらを購入ができれば重宝する場合もあるでしょう。

 

第2類医薬品の風邪薬の例では、「エスタックイブ(エスエス製薬)」、「ルルアタックEX(第一三共ヘルスケア)」などがあります。

 

日頃風邪薬として備蓄している人も多い総合感冒薬ですよね。

 

普通のコンビニの場合

 

薬局でもなく登録販売者もいない普通のコンビニは第3類医薬品だけ購入することが可能です。

 

第3類医薬品は薬というイメージのないものの多く、風邪を引いて良く飲むユンケルなどがその例です。病気を治すというより体力をつけるという役割を担う場合が多いでしょう。