現在に日本には多くの外国人旅行客が訪れる「日本ブーム」となっています。

 

数年前までは、東京オリンピックが開かれる2020年までに訪日旅行客2000万人という目標を掲げていましたが、そんな目標はすでに軽くクリア。

 

現在はその目標が倍増され、2020万までに4000万人を目指しています。

 

2017年もたくさんの外国人が日本に訪れましたが、来年も日本へさらに多くの人が訪れることになり、年間3200万人という予測が発表されました。

 

18年の訪日客、12%増の3200万人 JTB推計

日本経済新聞

 

近年の驚異的な伸びがあるにもかかわらず、来年も二桁成長を維持。このままいくと2020年の4000万人という数字も達成しそうな勢いです。

 

すっかりと観光目的に訪れる国となった日本ですが、世界の中ではどの位の位置にいるのでしょうか?

 

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2017年の訪日旅行客数と2018年の予測

 

2017年の訪日外国人旅行客数は、当初の見込みよりやや少ないもののそれでも18%ほどの増加で推移しています。

 

2017年1月~10月の累計の訪日客数は、JNTOの推計で2,379万2千人となっています。

 

年内の2500万人突破は確実な情勢ですが、中国の団体旅行の規制があったにもかかわらずおおむね順調に推移しています。

 

さらに2018年は今年の見込みから12%増えて3200万人となることが予測されています。

 

ほんの10年前の2007年では1000万人にも満たない約834万人だったのと比較すると、今年で約3倍。来年には4倍にを迫ろうかという勢いです。

 

「日本は島国で物価が高く外国人の旅行に適していない」と考えられていたのが、昔話のようになり今や世界の人気旅行国という位置づけになろうとしています。

 

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日本の訪日客を外国と比べてみると

 

2016年の国際観光客到着数によると、日本の世界での位置は16位ということになります。

 

順位は2015年と比べると変わりませんが、2014年は22位だったので大きく成長しているのがわかります。

 

ちなみに2014年までは韓国よりも旅行客数が劣っていたのですが、現在ははるかに日本へ多くの人が訪れてごぼう抜きをしたような状況になっています。

 

では、2016年の数字では日本と同じくらいの国はどこがあるのでしょうか?

 

日本と外国人客数が同レベルの国々

 

日本の2016年の国際観光客到着数は、約2403万人の16位でした。

 

12位のマレーシアが約2675万人、13位香港が約2655万人、14位ギリシアが約2477万人、15位ロシアが約2455万人、17位カナダが約1997万人という感じになっています。

 

旧ソ連の国々からの流入も多そうなロシアを除いては、いづれも観光で有名な国が並んだ印象です。

 

特に香港、ギリシア、カナダなどは観光の定番地のような感じですからね。

 

これらの国と比べても日本の勢いは勝っています。

 

12位のマレーシアがLCCエアアジアの本拠ということもあり、旅行客を伸ばしていますがそれでも日本にはかないません。

 

日本の勢いは凄まじいので、2017年から2018年はこれらの国のさらに上に到達する公算が強くなっています。

 

国際観光で2018年の日本の順位はどれくらい?

 

2018年の訪日外国人旅行者数の予測が3200万人と発表をされましたが、この数字に匹敵するような国にはどこがあるのでしょうか?

 

2016年の国際観光客到着数では、12位マレーシアの上が11位オーストリアが約2812万人、10位がタイで約3255万人。

 

これらの国が2018年のランキングで日本と争うことになりそうです。

 

ただし、オーストリアもタイもほぼ二桁成長のような状況ですので、政情不安がない限りは2018年の段階で特にタイより上位にいくのは難しいでしょう。

 

オーストリアとはかなり接近した争いになりそうな感じです。

 

さらにこの先2020年の目標4000万人となると2016年の6位トルコ、7位イギリス、8位ドイツ、9位メキシコなどとも同等になるかもしれず、まさに日本は世界でも屈指の観光立国になりそうな気配です。