日本が誇る鉄道の格安切符といえば青春18切符です。
日本は海外と比べると、国内旅行での運賃が高いといわれていますが、青春18切符は格安な料金で1日列車が乗り降り自由となる神のような切符です。
青春18切符は年中販売されているわけではなく、春夏冬の一定期間限定で発売され、その時期は普通列車が異様に混む事態もみられます。
そんな青春18切符ですが、2018年今年の春の発売に関しての発表があり、変更点などが注目されました。
青春18切符の2018年の期間
2018年も例年通り青春18切符が発売される事になりました。
青春18切符は毎年当たり前のように発売をされていますが、JR各社によって意見は異なるものの廃止を願うJR会社もあるという噂があります。
この噂の真偽は微妙ですが(たぶん真実)、毎年のように今年は青春18切符が発売されるのかと気がかりで、発売の発表がされるとホッとします。
発表された2018年の青春18切符は例年とそれほど大きな違いもなく、例年利用するユーザーにとっては分かりやすくなっています。
まず期間ですが以下のようになります。
2018年春
- 発売期間 2月20日から3月31日
- 利用期間 3月1日から4月10日
2018年夏
- 発売期間 7月1日から8月31日
- 利用期間 7月20日から9月10日
2018年冬
- 発売期間 12月1日から12月31日
- 利用期間 12月10日から1月10日
今年始めて青春18切符を使うような人には特に注意することが、青春18切符には発売期間と利用期間がずれることです。
例えば春の青春18切符の場合、4月1日に利用したいと思い当日みどりの窓口に行ったとしても、発売期間が終了しているので購入することができません。
また、2月20日に青春18切符を使いたいと思っても、購入することはできるものの利用期間ではないため、利用する事ができず、通常の切符などを購入する必要があります。
青春18切符の価格と販売箇所
青春18切符2018年の価格や基本的なルールに変更はありません。
青春18きっぷの価格は例年通りで11,850円。小人用はなく大人も子どもも同額になります。5日間利用できる点も変更ありません。
青春18切符はJRのみどりの窓口のある駅や主な旅行会社などで購入できる他に、指定席券売機でも購入することができます。
青春18切符2018年の変更点は?
青春18切符の基本ルールは全国のJR線の普通列車が1日乗り放題になる点です。
しかし、一部の区間では特例として特急列車に乗車することができるのですが、今年新たにその特例区間が増えたのが2018年の変更点になります。
新たに特例区間となったのは、佐世保線早岐~佐世保間です。
この区間は特急列車の普通車自由席に乗車することができます。通常青春18切符を利用する際には、たとえ特急券を購入したとしても、特急列車に乗車することはできません。
特急列車を利用するにためには、特急券の他に青春18切符ではなく通常の乗車券が必要なのです。
佐世保線早岐~佐世保間が特例区間となった理由ですが、JR九州が経営合理化のため今年減便をすることになり、同区間の普通列車の本数が減ったことに対応したものです。
このような青春18切符で特急列車を利用できる区間は以下のように全国でいくつかあります。
- 石勝線の新夕張~新得間のみ乗る場合
- 奥羽線の新青森~青森間のみ乗る場合
- 宮崎~宮崎空港間
とてもお得な料金で利用できる青春18切符ですが、特急列車を使えることでさらにお得になります。
私自身は青春18切符ではありませんが、普通乗車券で宮崎空港から宮崎駅まで特急列車を乗った経験はあります。
短い区間ですが、とてもリッチな気分を味わった記憶があります。
最近はLCCで安く飛行機を利用できるようになったので、成田や関空まで青春18切符を使って、さらに宮崎空港などの目的地で青春18切符を使うのも効率的オススメです。