日本のクレジットカードといえば、JCBです。

 

ただ、JCBは海外では日本人がよく訪れるような場所では問題がないのですが、そうでなければ加盟店が少し少ないという弱点があります。

 

そのため、JCBではなく、VISAカードやマスターカード、アメックスなどの国際ブランドを持つ人も多いです。

 

国内では強いJCBですが、海外の使い勝手が今一歩。

 

でも新しい技術の「手のひらでの支払い」が実現されれば、特に海外で使いたくなるカードになるのですが。

 

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JCBの「手のひらでの支払い」が実用化して欲しい

 

日本のクレジットカードの国際ブランドJCBが「手のひら」をかざして支払いをする仕組みを開発しています。

 

通常支払い時のクレジットカードの本人確認というと、サインをしたり暗証番号を入力するなどの方法が取られます。

 

スーパーやコンビニなどの一部の店舗ではサインが不要だったりしますが、いちいちサインをするのはちょっと面倒です。

 

多くの店員もあまりサインを見てなさそうですし(^_^;)

 

暗証番号となると、そもそも暗証番号自体を忘れてしまったという人も少なからずいますからね。

 

できるだけ支払いを簡単にしたいというニーズも根強く、アメックスは今年2018年4月から全世界でサインが不要になります。

 

利便性が上がるアメックスに対して、ますます世界での使い勝手が後手に回るJCBですが、「手のひらでの支払い」が実用化されれば、世界をアッといわせるはずです。

 

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手のひらをかざすだけといっても安全性は?

 

手のひらをかざすだけで支払いができるといっても、その安全性が高くなければ、クレジットカードだけに不安ですよね。

 

この点JCBでは、他人の手のひらを自分の手のひらと間違って認識する可能性が、

 

1千億分の1

 

と自信を見せています。これだけの精度が上がった理由は、手相と手の静脈の配置の両方から確認する技術があるからです。

 

二重のハードルをクリアすることで、1千億分の1というほぼ確率ゼロという所までもっていったわけです。

 

この技術もユニバーサルロボット(東京・中央)が手掛けたもので、日本の技術力の高さが光っています。

 

顔認証や指紋認証などその他の生体認証システムとの競争も

 

体の一部を使った生体認証システムは、手のひらだけでなく顔認証や指紋認証などが別に実用化されようとしています。

 

すでに銀行のキャッシュカードでは、指紋認証が広く使われるようになっていますが、マスターカードが指紋認証を実用化しようとしています。

 

さらに顔で本人を判断するといういわゆる“顔パス”も注目をされています。

 

顔認証決済の導入を進めようとしているのは、日本のクレジットカードである三井住友カード。

 

三井住友カードとJCBという国内のクレジットカードブランドの巨頭同士がしのぎを削る生体認証の競争ですね。

 

手のひら認証が実現すればカードもスマホもいらずに便利

 

手のひらをかざすだけでクレジットカードの決済ができるようになると、理論上はお買い物時にクレジットカードやスマホを持たずに支払いができるようになります。

 

特に海外ではクレジットカードのスキミング被害や盗難などが心配ですから、これはとても便利ですし、安全ですよね。

 

手のひらを登録しておけば、暗証番号を忘れて仕方なく現金で支払ったということもなくなりますね。

 

いろんな生体認証がありますが、クレジットカードは手を使って支払いをするので、手のひらで認証するというのはなんとなくイメージ的につながるものがあります。

 

顔認証だと顔をスキャンされるわけだからなんとなく抵抗が私はありますね。

 

レジに行列ができている場合などで、なかなか認証が完了しなかったら、顔がだんだんとこわばっていきそうです。

 

手のひらでクレジットカード支払いができるようになれば、遅れているといわれている日本のキャッシュレス化も進むかもしれませんね。便利で安全になりますから。