スマートフォン市場は、iPhoneやサムスン、Huaweiなど日本製品は外国メーカーにかなり水を開けられている状況です。
日本はガラケーでは、高機能で世界に先行してわけですが、スマートフォンでは完全に逆転をされてしまいました。
ただ、最近は電話として使い勝手が良いガラケーの人気も復調して、けっこうな売上をあげています。
そんなガラケーに、とんでもない小さな機種が登場。小さいからといって機能性が劣るというわけではなく、テザリングも利用でき、しかも価格もリーズナブルでヒット商品になる予感がします。
カード型のガラケーがドコモから登場
ガラケーよりもスマホを持つことが当たり前のような世の中ですが、携帯電話として使うなら、ガラケーの方がやっぱり使いやすいです。
ただ、スマホは便利ですから手放すことは難しく、ガラケーを使っている人もスマホとの2台持ちという人が多いのではないでしょうか?
2台持ちなるとできるだけ小さいものが便利ですよね!スマホは大画面が良いというのなら、なおさらガラケーは小さいほど良いはずです。
2台持ちでもできるだけ荷物を増やしたくないという人に、ぴったりなのが今回NTTドコモより新発売されるカード型のガラケー「KY-01L」。
ドコモから登場した、たった一万円のカードケータイ。フリック入力も使えます。
1万円の名刺サイズ「カードケータイ」をドコモが発表、画面は電子ペーパーを採用 https://t.co/gnGDpyIb0q pic.twitter.com/FEkGUmeC2B
— 小口貴宏 / Engadget JP (@TKoguchi787) October 17, 2018
大きさは名刺サイズという驚きの小ささです。名刺サイズの携帯ですから、名刺入れや定期入れ、財布などにも入れることができるので、これならほとんど荷物を増やすこともないですよね。
重さはたった47g
携帯電話を持ち歩くとなると、サイズだけでなく重さもやはり気になるところですね。「KY-01L」の重さはたった47g! さらに厚さは約5.3mmという薄さです。
今までにも「NichePhone-S」のように40g程度の商品はありましたが、ちょっとメーカーが微妙で信頼性はちょっと心配という人もいたでしょう。
ドコモから発売される「KY-01L」は、企画はドコモが担当し、京セラが製造しているので、ガラケーとしての信頼は高いですね。
「KY-01L」の性能は?
これだけ小さな携帯ですから、その性能は悪いのではないかと心配の人もいるでしょう。「KY-01L」のスペックはどうなのでしょうか?
気になる通信はLETに対応する4G携帯で、受信時最大速度は100Mbps、送信時最大速は37.5Mbpsです。
ポイントが高いのが、テザリングもできるという点。電話ができるポケットwifiみたいな感覚で使うこともできますね。
SIMはnanoSIMでSIMロック解除も可能なので、海外渡航の際に現地のSIMに入れ替えて運用もできますね。この軽さは海外旅行の際に、荷物の重さをあまり心配しなくて助かりますよね!
約2.8インチの電子ペーパーディスプレイということもあり、バッテリー容量わずか380mAhにもかかわらず連続待ち受け時間約100時間、連続通話時間約110分と1度の充電で思ったよりも長く使えます。
機能はメインメニューにある電話、連絡先、SMSメッセージ、カレンダー、時計、電卓、ウェブブラウザー、メモ、設定だけといたってシンプル。
ウェブブラウザーでネットを見たりすることができるので、いつも見ているサイトやブログのチェックもできますね。
カード型のための残念な点
ドコモから新たに発売される「KY-01L」は、小さく軽くて、それなりにスペックも高いのでなかなか満足度は高そうです。
ただ、小さくて軽いことでの残念な点もやはりあります。
例えば、動画や音声の表示再生には非対応。Youtube など動画を良く見る人にとっては、ちょっと辛いかもしれません。
文字入力はフリック操作。スマホの操作に慣れている方はフリックの方がもはや使いやすいでしょう。ただ、ディスプレイが小さいので、慎重に押さないとご入力してしまうのも問題ですね。
最近は持ち物を極限まで減らす「ミニマリズム」、「ミニマリスト」が良く話題になりますが、ドコモで新たに販売される小さな携帯は、持ち運びに便利で彼らからも支持を集めそうです。