任天堂スイッチがアメリカでバカ売れ状態です。
昨年アメリカでも発売された「Nintendo Switch」ですが、発売からたった10ヶ月で480万台以上を売り上げています。
米国任天堂、Nintendo Switchは米国において発売から12月31日までの間に480万台以上販売と現地法人社長がインタビューで。Wiiは同じ期間に400万台ほどだったので任天堂史上最速と同氏。同僚の@saraheneedlemanより。 pic.twitter.com/QPjosd7I8S
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) January 4, 2018
この数字がどれだけすごいのかというと、同じく任天堂の大ヒット商品だった「Wii」が同じ期間の販売台数が400万台ほどなので、任天堂史上で最速の高い販売台数を記録しているということです。
ゲームハードの歴代世界売上では、Wiiは1億163万台でその数字を超えることも十分可能性があります。
このまま任天堂スイッチは世界中で売れに売れ、歴代ゲームハード史上最も販売されるような商品になっていくのでしょうか?
歴代ゲームハードの売り上げランキングを調べて、その行方を考えてみました。
歴代の任天堂ゲームハードで世界で人気の商品
任天堂スイッチはアメリカで、Wiiを抜いて任天堂史上最速で高い販売台数を記録したわけですが、任天堂のゲームハードで世界で最も売れた、つまり人気のあった商品はこんな感じになっています。
- ニンテンドーDS 1億5402万台
- ゲームボーイ / ゲームボーイカラー 1億1869万台
ニンテンドーDSがトップで続いてゲームボーイ / ゲームボーイカラーです。Wiiが3番目ということで、ベスト3になります。
以下こんな感じで任天堂の人気商品が続きます。
- ゲームボーイアドバンス 8151万台
- ファミリーコンピュータ 6191万台
- ニンテンドー3DS 6157万台
- スーパーファミコン 4910万台
- ニンテンドー64 3293万台
販売台数データはWikipediaを参照
任天堂スイッチは、まだ発売されていから間もないため、総販売台数ではまだまだランキングの上位とまではいきません。
しかし、現在のブームが続くことで歴代の人気ゲームハードを超える可能性もあるでしょう。
歴代任天堂のゲームハードの人気商品は上記のようになっていますが、他のメーカーも含めれるとまだあります。
トップは日本のあの商品です。
世界の歴代人気ゲームハード
任天堂だけでなく、全メーカーも含めた世界の歴代人気ゲームハードのランキングです。ランキング上位は日本のメーカーが並び、あらためてゲーム機市場で日本の強さを感じます。
- 1位 プレイステーション2 SONY 1億5500万台
- 2位 ニンテンドーDS 任天堂 1億5402万台
- 3位 ゲームボーイ / ゲームボーイカラー 任天堂 1億1869万台
- 4位 プレイステーション SONY 1億249万台
- 5位 Wii 任天堂 1億163万台
- 6位 Xbox360 Microsoft 8400万台
- 7位 プレイステーション3 SONY 8380万台
- 8位 プレイステーション・ポータブル SONY 8200万台
- 9位 ゲームボーイアドバンス 任天堂 8151万台
- 10位 ファミリーコンピュータ 任天堂 6191万台
6位のマイクロソフトのXbox360以外はすべて日本製品でSONYと任天堂が分け合うという感じです。
SONYの製品はプレイステーションシリーズだけになりますが、任天堂は幅広いものがランキング上位に。花札から始まりゲーム機を専門に扱ってきた任天堂の強さが光ります。
ベスト10を見ると、ゲームボーイやファミコン、プレイステーションなど2000年台以前に流行したものも一部含まれますが、多くは次のように発売日が2000年初頭になります。
- プレイステーション2 2000年
- ニンテンドーDS 2004年
- Wii 2006年
- Xbox360 2005年
- プレイステーション3 2006年
- プレイステーション・ポータブル 2004年
- ゲームボーイアドバンス 2001年
この頃が最もゲーム機が盛んに売れた時代でした。その後はスマホの普及もあり、トップ10のようにそれほど爆発的に売れる商品はあらわれていません。
2010年以降発売の歴代ゲームハード人気商品
2010年以降発売の歴代ゲームハードの人気商品はこんな感じ。
- 11位 ニンテンドー3DS 6157万台 2011年発売
- 12位 プレイステーション4 5000万台 2013年発売
- 19位 Xbox One 2050万台 2013年発売
- 20位 Wii U 1336万台 2012年発売
いずれも爆発的に売れた製品の次世代機ばかりですね。人気の熱をそのまま引き継いだという面もあるでしょうね。
20位のWii Uになると2000万台を大きく割り込み、1億台超える売り上げたトップのゲームハードとは大きく異なります。
特に携帯ゲーム機の売上が著しく落ちてきており、今後もスマホとの競争でかなり厳しい状況です。
とりあえずのところスタートダッシュで記録的な売上をあげている任天堂スイッチですが、市場の大きな北米で人気が高いことは好材料です。
据え置き機が携帯機にもなるという便利さですが、総販売数で任天堂のWiiやそのもっと上のプレイステーション2を超えるとなると、相当厳しいかもしれません。
スマホが普及し、さらに多様性が広がった社会ですからね。